航空機で赤ちゃんが泣くという理由で赤ちゃんの両親に暴言を浴びせ、唾を吐くなど乱暴を働いた40代の男性に執行猶予が言い渡された。

済州(チェジュ)地方裁判所刑事3単独(カン・ランジュ判事)は23日、航空保安法上、航空機内暴行と傷害などの疑いで起訴されたA氏(46)に懲役1年6カ月、執行猶予3年を言い渡した。

A氏は8月14日午後、金浦(キンポ)空港を出発し、済州に運航していたエアプサン航空機で乱暴を働いた疑いで裁判にかけられた。

A氏は当時、1歳になったばかりの赤ちゃんが機内で泣き出すとうるさいと言って座席から立ち上がり「なぜ被害を与えるのか。誰が子供を産めと言ったのか」「子XXが教育できなければ乗るな! 自信がなければ子どもを産むな! このXX」など赤ん坊の両親に対して何度も暴言を浴びせた。

赤ん坊の両親が「申し訳ない」と謝罪し、乗務員も制止したが、A氏は「それでは私がここで死ぬのか」と騒ぎを続けた。

また、A氏はマスクを外して赤ちゃんの父親の顔に唾を吐き、胸ぐらをつかんでけがさせた疑いも持たれている。

裁判所は「被害者が当時感じた侮蔑感と精神的衝撃が相当だったとみられる」とし、「ただし、被害者と合意した点などを考慮した」と量刑理由を明らかにした。

中央日報 2022.11.24 08:43
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