【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の当局者によると、韓国人2人を含む19人が乗船していた石油タンカーが西アフリカのギニア湾で海賊に襲われた。襲われた船舶との連絡は日本時間の24日午前7時ごろに途絶えたが、25日午前11時55分ごろに連絡が取れ、船員らの安全が確認されたという。

 被害にあったのはマーシャル諸島船籍の4000トン級の石油タンカーで、韓国人が船長と機関長を務めて、インドネシア人の船員17人が乗船していた。

 同船は連絡が途絶えた後、コートジボワール南方約166キロの地点に連れ去られた。海賊は船内の設備を破壊したものの、船員たちにけがはなかった。タンカーに積まれていた石油が奪われたようだ。海賊が去った後、船長が船会社に連絡を取ったという。

 ギニア湾では1月にも同様の事件が発生している。

 船はコートジボワールのアビジャン港に27日ごろ戻る予定で、到着後に現地の韓国公館が船員の状態をチェックし、必要なサポートを行うという。

 韓国政府は、該当船舶が襲撃された状況を確認した24日午後7時、外交部に対策本部を設置した。

 コートジボワール、ガーナ、ナイジェリア公館に現場対策チームが設置され、船舶と韓国国民の安全確認のための対応を行っていた。

Copyright 2022YONHAPNEWS. All rights reserved.
11/25(金) 19:37配信
聯合ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/eeb4a5390306c9f5767f4a3c6648b6f65c76c48c