【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が5日発表した11月末の外貨準備高は4161億ドル(約56兆円)で、前月末に比べ20億9000万ドル増加した。8月から減少が続いたが4か月ぶりに増加に転じた。

 韓国銀行関係者は「外貨準備高の一時的な減少の要因である(韓国銀行と)国民年金との為替スワップ契約締結、金融機関の外貨預金減少などにもかかわらず、米ドル以外の外貨建て資産のドル換算額が増加し、外貨準備高がやや増えた」と説明した。

 項目別では、国債や社債などの有価証券が前月末に比べ32億7000万ドル増の3656億2000万ドルを記録した。

 国際通貨基金(IMF)リザーブポジションは1億ドル増の43億6000万ドル、IMF特別引き出し権(SDR)は3億4000万ドル増の146億5000万ドル、預金は16億1000万ドル減の266億8000万ドルだった。

 金保有は47億9000万ドルで、2013年2月から変動がない。

 韓国の外貨準備高は10月末現在、世界9番目の規模。1位は中国(3兆524億ドル)、2位は日本(1兆1946億ドル)、3位はスイス(8833億ドル)だった。

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