中国の首都・北京市は、新型コロナウイルスの急速な感染拡大に対処するなかで医薬品の不足に陥っている。当局が新型コロナ規制を緩和したため、限られた医療資源が逼迫していると、医療従事者は危機感を募らせる。

約2200万人の人口を抱える北京市では、コロナ患者を診る指定医療機関があっという間にいっぱいになり、一部の病院では解熱鎮痛薬「イブプロフェン」と「パラセタモール(アセトアミノフェン)」の供給制限が始...

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日経新聞 2022年12月9日 15:21
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB0953L0Z01C22A2000000/