インド国軍は12日、中国と国境対立を抱える北東部アルナチャルプラデシュ州タワン地区で両国軍の兵士が9日に衝突し、双方に負傷者が出たと発表した。いずれも軽傷だという。両国軍は2020年にも別の地域で衝突し、約45年ぶりに双方に死者が出るなど、緊張関係が続いている。

 インドメディアなどによると、インド側は6人が負傷し、中国側の負傷者はより多いとみられる。

 インドのシン国防相は13日、議会で「中国軍の兵士がインドの実効支配線内に侵犯し、現状を変更しようとした」と説明。すでに双方の兵士は衝突現場から引き揚げており、緊張緩和に向けて協議中だとした。

 一方、中国軍西部戦区の報道…

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朝日新聞 2022年12月13日 21時30分
https://www.asahi.com/articles/ASQDF5Q07QDFUHBI00V.html