11日にザ・プラザ・ソウル・ホテル(ソウル市中区)で開催された国際会議に出席した韓国と米国の専門家は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権発足を受け強化されている韓米日安保協力について「北朝鮮の挑発によって以前は想像もできなかった方式へと強化された」と評した。韓米日は昨年5年ぶりに合同で対潜水艦訓練を行ったが、それに加えて今後は「大規模野戦訓練や海上訓練はもちろん、北朝鮮の核攻撃というシナリオを念頭に模擬訓練を拡大すべきだ」という声も出た。

 米ブルッキングス研究所のロバート・アインホン研究員は「韓日両国の緊張関係が影響して3カ国による協力は遅れた。しかし尹大統領と岸田文雄首相はこの緊張関係を克服した」「ミサイル防衛、対潜水艦分野において3カ国が参加する軍事訓練など、国防分野で印象的な協力が進められた。3カ国の防衛協力は北朝鮮抑止のため非常に重要だ」などと述べた。韓国国防研究院のイ・ホリョン責任研究委員は「韓米日協力のレベルが高まる一方で、北朝鮮が戦術核を使って韓米日に圧力を加えようとする可能性が高い」と警告した。

 同じくブルッキングス研究所のアンドリュー・ヨ韓国シニアフェローは「大規模野戦訓練や海上訓練以外にも韓米日のいずれも北朝鮮の核攻撃シナリオを含む模擬訓練を拡大できるようにすべきだ」「模擬演習を行えば、韓米日が互いに他の機関を効率的に調整できるシステムを改善できるだろう」と述べた。さらに文在寅(ムン・ジェイン)前政権で有名無実化したGSOMIA(韓日軍事情報包括保護協定)について「今後は強化して情報を迅速かつ正確に共有すべきだ」「これを通じて北朝鮮の攻撃がある場合に連合軍の増員に向けしっかりと調整でき、また民間人も効率的に避難できるようになるだろう」と説明した。

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朝鮮日報 2023/01/12 16:24
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