違法賭博場の事業主を捕えるために出動…「女性は嫌疑なし」

 違法賭博場で警察が出動したという話を聞いて驚いた女性が建物の窓から飛び降り、死亡するという事件が発生した。

 ソウルの東大門(トンデムン)警察署は17日、12日午後9時ごろにソウル東大門区長安洞(チャンアンドン)のある商店の2階にある違法賭博場から飛び降りた女性が死亡したと発表した。当時、警察は「違法賭博場の事業主が金を返さない」という通報を受けて現場に出動した。警察によると、賭博場を運営していた2人の男性が警察出動を聞いて窓から逃げようとしたのを見て、その場にいた2人の中年女性も驚きのあまり窓から飛び降りた。病院に移送された2人の女性のうちの1人は15日に死亡した。一緒に飛び降りたもう1人の女性は現在、病院で治療を受けている。

 警察は「飛び降りた2人の女性に賭博の疑いはなく、賭博場を運営していた2人の男性が逃げようとしているのを見て当惑し、後を追って飛び降りたものとみている」と語った。警察は、死亡した女性の死因を確認するために解剖を行う予定だ。

 いっぽう警察は前日、逃走していた2人の男性を違法賭博場運営の疑いで逮捕し、取り調べている。警察の関係者は「被疑者の嫌疑を確認するために捜査している」とし、「具体的な捜査内容を明らかにすることはできない」と語った。

パク・チヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
1/18(水) 8:14配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5fba1ff98f0097020ead6ce6d7e05f4d62c6b26