2023年1月30日、韓国・国民日報は「中国政府が“報復措置”として導入していた日本に対するビザ発給停止措置を解除したが、韓国に対しては措置を維持するとみられる」と伝えた。

在日本中国大使館は、29日から日本国民に対する一般ビザの発給を再開すると発表した。

中国は韓国が中国内での新型コロナウイルス感染急増への対応として中国に対する短期ビザの発給を停止したことを受け、10日に韓国に対する短期ビザの発給を停止した。日本に対しても同じ日に一般ビザの発給を停止していたが、19日ぶりに措置を解除した。日本は中国がウィズコロナ政策に転換した後真っ先に中国からの入国者に対する検査を強化したが、ビザ発給制限措置は取っていなかった。

北京の消息筋は「韓国が中国人に対するビザ発給停止措置を解除するまでは中国も措置を維持するだろう」と話したという。韓国の中央災難安全対策本部は27日、中国に対する短期ビザ発給停止措置を来月末まで延長すると発表した。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「外交部は何をしているのか。どれだけの経済的損失が発生するだろう」「日本は国防費を増額して中国と覇権争いをしようとしているのに、なぜ韓国ではなく日本への措置を解除するのか?。韓国は甘く見られている」「これも全て、文在寅(ムン・ジェイン)政権が中国にへつらう政治をしたから」「これまでの低姿勢外交が生んだ結果」などの声が上がっている。

また「地理的に近いから脱中国は不可能だけど、少なくとも中国依存度は下げて多角化させるべき」「今が中国依存度を下げるチャンス。国民が一丸となって頑張ろう」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本)

https://www.recordchina.co.jp/b908344-s39-c100-d0191.html