中国・四川省綿陽市で13歳の息子を誤って日本刀で傷つけ殺害した父親に、懲役12年が言い渡された。
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四川省のテレビ局「四川広播電視台」系の「四川観察」が今月7日に微博(ウェイボー)に投稿した内容によると、父親は昨年1月、息子の体育の成績が思わしくなかったことに腹を立て、日本刀で驚かそうとしたところ、誤って息子の腹部を刺した。動画には、父親が救急に電話をかけた時の音声が収められており、慌てた様子で「大変だ。息子を傷つけてしまった」などと話していた。息子はその後、出血多量で死亡した。

父親は取り調べで「(動作で示しながら)近づいてこのように突いた」と状況を説明したほか、「最も良い心で最も悪いことをしてしまった」と述べ子どもを教育することが目的だったことを強調した。このほど行われた裁判では、父親に懲役12年が言い渡された。父親は離婚後10年間1人で息子を育ててきたが、これまでにも2度、勉強の問題で日本刀を使って息子を驚かしたことがあったという。

中国のネットユーザーからは、「これはとんでもない事件の一つだな」「家に日本刀なんか置いて何をするんだ」「(父親には)後悔している様子が見られないね…自分のために言い訳してるだけだ」「なぜ元妻に離婚されたのか理由がわかるよ。情緒が不安定な男は怖いからだ」「何という事件だ。亡くなった息子の母親は悲しむだろうな。ひどい父親だ」と父親を非難するコメントや、「故意に殺人を犯しておいて懲役12年だなんて(刑が軽すぎる)」と判決に疑問の声も上がった。(翻訳・編集/刀禰)

Record China 2023年2月9日(木) 13時0分
https://www.recordchina.co.jp/b908872-s25-c30-d0202.html