米上院の外交委員会のメネンデス委員長は9日、インド太平洋戦略に関する報告書を公表した。経済安全保障を協議する日本、米国、韓国の3カ国による外務・経済担当閣僚の協議の枠組みを創設すべきだと提言。インド太平洋経済枠組み(IPEF)の推進も求めた。同地域で主導権を争う中国に対抗する狙いがある。

メネンデス氏は「中国への対抗を真剣に考えるなら、野心的な政策、資金を伴わなければならない」とし、予算や人員の拡充を訴えた。

日米は2022年7月に「経済版2プラス2」の初会合を開き、半導体などの先端技術の管理や協力について協議した。報告書の提言では、韓国が安全保障に関連する先端技術を持っていると指摘。日米の2プラス2を拡大して韓国を招待するか、新たな枠組みを立ち上げるよう求めた。

2023/2/10 11:28
https://www.sankei.com/article/20230210-F7ZJTVVH3VIXNAN24H2RWN6BUI/