2/23(木) 20:00 テレビ大阪ニュース

【記者】
「きょう、本来こちらの施設でBYD関西初出店にあわせてメディア向け内覧会が行われる予定したがある問題が浮上し、急遽中止となりました」

23日、関西に初めて店舗をオープンしたのは中国の電気自動車=EV大手のBYDです。去年、BYDは電気自動車186万台を販売し、アメリカの電気自動車大手テスラを抜き、販売台数世界一となっています。

BYDは日本のEV市場が欧米などに比べ、成長の余力があることを見越して2025年末までに全国で100店舗以上の正規ディーラーを設ける計画で、ことし1月からは日本国内で乗用車の販売を始めています。

そんななかBYDに今回判明したのが、有毒物質「六価クロム」の使用です。

BYDによりますと、日本国内で販売している電気バスで金属表面のさびを防ぐ目的で六価クロムが使われているということです。

使用を制限する法規制はないものの、日本自動車工業会は毒性が強いことを理由に2008年から使用禁止としています。今回の六価クロム使用についてBYDの担当者がテレビ大阪の単独取材に応えました。

【BYD 担当者】 
Q:BYDのHPに掲載されているバスには六価クロムを使用している?
「日本国内でこれまで展開しているものに関しては同様の状況に」

Q:導入されている企業から問い合わせは?
「そうですね。問い合わせをもらっているので信頼に足るよう個別に回答している。個別のやりとりについては回答できない」

Q:現在販売されている乗用車に関しても影響は?
「六価クロムが含まれていないかは製造元の本社と連携しながら調査していく。(販売に関しては)調査に基づいて協議を続ける」

https://news.yahoo.co.jp/articles/de6e7120d925680d5463d0aa692fb9ebff824d26