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◇韓国天文研、NASAと協力

月で、火星で、衣食住を解決するにはわれわれが知っておかなければならない、解決しなければならないことがひとつやふたつでない。宇宙放射線は時間と地域によりどのように変わるだろうか。人体と機器に与える影響はどうだろうか。月のほこりはどのようにでき、人の心臓と肺機能にどんな影響を及ぼすだろうか。家を作ってエネルギーを生産するのに必要な資源を調達するのも、食用作物を育てるのも解決しなくてはならない宿題だ。NASA本部の科学任務局(SMD)が必要な知識と現在の知識の格差、すなわち戦略知識格差(SKG)に通し番号を付けて管理するのもこのためだ。

NASAは月を探査し、現地で資源を活用(ISRU)するために月の南極と他の場所に無人着陸船とロボットを送る民間月着陸船事業(CLPS)をする。CLPSはアルテミス 計画のひとつで、月を科学的に把握することが目標だ。そのためSMDは有人探査と運営任務局(HEOMD)、宇宙技術任務局(STMD)とCLPSプログラムを運営する。

ここに天文研が挑戦状を差し出し4つの科学装備が選ばれた。月表面の放射線と放射線環境を測定し人体に与える影響を把握してほこりと磁場の特性を分析する装備がそれだ。天文研はNASA本部と3つの分野で緊密に協力している。SMD傘下の天体物理本部と太陽圏物理本部、惑星科学本部は天文研と協力文書に署名して実務グループを運営するが、CLPSはその成果のひとつだ。いま天文研がタヌリ号に搭載した広視野偏光カメラは地球に資料を送っており、NASAの科学者の間で人気が高い。その科学的価値のためだ。

いまから22年後、韓国は火星に太極旗を差す。まだ韓国には専門家がいないが、いまから始めても遅くない。だが予算妥当性報告書に「経済的効果」はどのように書くべきか、困るほかない。

ムン・ホンギュ/韓国天文研究院宇宙探査グループ長

中央日報日本語版2023.02.27 12:04
(1) https://japanese.joins.com/JArticle/301450
(2) https://japanese.joins.com/JArticle/301451
https://japanese.joins.com/upload/images/2023/02/20230227120054-1.jpg

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