【ソウル聯合ニュース】韓国最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は3日の同党の最高委員会会議で、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が1日の独立運動記念日「三・一節」の式典で行った演説について、「尹政権の歴史観が看過できないところまで来た」として、「日本の過ちを合理化し、協力を乞うことは校内暴力の被害者が加害者に頭を下げることと一緒だ」と批判した。

尹大統領が演説で、「世界史の変化に十分に備えられず、国権を失い苦痛を受けた」と言及したことについて、被害者である韓国に責任を転嫁しているとの批判が出ている。

李氏は「韓国大統領の口でわれわれの建国理念と憲法精神が否定された」として、「政府、与党の日本に対する弱腰と屈従を見ていれば、この政権が果たしてどの国の利益を優先しているのか疑わしい」と指摘。徴用問題を巡り、日本の被告企業の賠償金を韓国の財団が肩代わりする案を進めていることに関しては、「警告するが、日本の戦争犯罪に免罪符を与える案であれば民主党と国民が決して座視しない」と批判した。

聯合ニュース 2023.03.03 10:18
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