政府が2019年から続ける韓国向けの輸出規制強化について、正常化に向けた日韓当局者による「政策対話」を開催することで韓国と合意したことを受け、西村康稔経済産業相は7日の閣議後会見で、「韓国側の審査体制など輸出管理の実効性をしっかり確認し、韓国側の今後の姿勢を見極めていきたい」と述べた。

　輸出規制をめぐっては19年7月、政府が半導体関連素材3品目の輸出手続きを厳格化。企業ごとに一定期間を定めて包括的に許可する方式から、個々に審査する方法に切り替えた。これに対し、韓国は世界貿易機関（WTO）協定違反だとして提訴した。

　韓国政府は6日、元徴用工の訴訟をめぐる問題について「解決策」を発表した。さらに日韓両政府は輸出規制強化をめぐり、局長級による政策対話を近く開くことで合意した。対話の開催中、韓国側は紛争解決手続きを中止するという。

　日本側は徴用工問題と輸出規…

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朝日新聞　2023年3月7日 10時43分
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