西村康稔経済産業相は17日の閣議後の記者会見で、韓国への輸出規制緩和について「措置を解除したわけではない」と強調した。韓国の尹錫悦大統領は16日の共同記者会見で、半導体製造に使うフッ化水素など3品目について「(日本は)輸出規制措置を解除」と発言した。17日の会見で西村氏は「解除だとこれまでの体制ががらっと変わるイメージがあるが、そうではない」「解除ではなく、運用の見直しだ」と述べ、これに反論した形だ。

 西村氏は安全保障上の重要物資の輸出手続きを簡略化する「グループA(ホワイト国)」から韓国を除外した措置についても継続協議となっていることを踏まえ、「今後の政策対話を通じて輸出管理の制度運用状況の実効性を確認し、韓国側の今後の姿勢を慎重に見極めていきたい」とも語った。【遠藤修平】

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