【ソウル=時吉達也】韓国の世論調査会社「リアルメーター」は20日、13~17日に実施した調査で、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の支持率が前週比で2・1ポイント減の36・8%だったとの結果を公表した。今年の同社調査では最低の支持率で、16~17日の尹氏訪日と、関連する先行報道が影響したとみられる。「不支持」は同1・5ポイント増の60・4%を記録し、60%台に達するのは2月中旬以来となった。

いわゆる徴用工訴訟問題で、韓国最高裁で敗訴した日本企業の賠償金を韓国政府傘下の財団が支出する解決策が発表された前週の調査では、尹氏の支持率が4・0ポイント下落していた。2週間での下落幅は計6・1ポイントとなった。

一方、調査日別では、岸田文雄首相との首脳会談当日の16日と翌17日に、支持率がそれぞれ1・3ポイント、0・1ポイント上昇した。日本政府による対韓輸出管理の厳格化措置の解除や、日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の運用正常化など、首脳会談の成果を評価する意見も反映されたとみられる。

年代別では、50代以上で「不支持」が3~5ポイント程度高まった一方、20代では「支持」が3・1ポイント増加した。

産経新聞 2023/3/20 10:49
https://www.sankei.com/article/20230320-MUOZJSZ6BZJG5F6MM4FZNQ55F4/

※関連ソース
日本国民65%は「日韓首脳会談を評価」…岸田首相の支持率が上昇
https://japanese.joins.com/JArticle/302251