韓国与党「国民の力」青年最高委員のチャン・イェチャン氏は尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の対日弱腰外交論争に関連して「現在、2030世代は反日ではなく反中感情が強く、韓国は日本と対等だと考えている世代」としながら「『第2の李完用(イ・ワンヨン)』といった極言は受け入れられない以上、日本の過ちを直視しながらも交流を増やして未来に進むことが青年の認識に符合する道」と話した。

チャン氏は22日、中央日報のYouTube(ユーチューブ)コンテンツ「カン・チャンホのトゥーマッチトーカー」のインタビューでこのように話し、「尹政府の労働柔軟化改善案はサービス残業と超過勤務の根絶が焦点であり、『週当たり69時間労働』の主張は本質とかけ離れた論争にすぎない」と主張した。3月8日の「国民の力」全党大会で青年最高委員に挑戦したチャン氏は55.16%の得票率で候補4人のうち圧倒的1位で当選した。下記はチャン氏との一問一答。

--尹錫悦大統領の訪日以降、日本に対する低姿勢外交論争が続いているが青年たちはどのように見ているか。

「そのような論争の渦中に韓国劇場街の興行1位にランクインしている映画が何か知っているだろうか。『すずめの戸締まり』という日本アニメだ。その直前に1位だった映画も『THE FIRST SLAM DUNK』という日本アニメだ。それだけ韓国青年層は日本文化に拒否感を持っていない。私の友人たちもコロナが終わって予約した飛行機券のほとんどが日本行きだ。日本でも、どの街角からもBTS(防弾少年団)などの韓国歌手の歌が聞こえてくる。ドラマや映画も韓国産ヒット作が出てくれば日本が熱狂する。尹大統領の訪日以降、『母が韓流ファンになった』という広告が日本のテレビを付けるとあちこちから流れてくる。それだけ韓日青年間の距離が縮まっている」

--文化的に近づいたとしても歴史認識問題では違うのでは。

「歴史認識については2030世代もはっきりと『日本が間違っている』と考えている。ただし、日本がもっと積極的に反省してくれればと思うが、いつまでも過去に捕えられているばかりではなく共に未来に進まなければならないという共感も確かにある。また、青年は日本雇用進出に高い関心がある。国内雇用問題の突破口として日本が浮上しているのだ。話が出てきたついでだが、共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表も実は日本好きなのではないか。京畿道(キョンギド)知事をしていた時、日本戦犯企業とMOU(了解覚書)結んで広報資料を相次いで出していた事実を国民の力の朴大出(パク・デチュル)議員が暴露した。『反日』『竹槍歌』を云々していた人々が戦犯企業と協約を結んで雇用創出をしたと広報し、日本のすし10人前を京畿道法人カードで決済して出前を頼んだではないか。民主党586運動圏は反日を政治的に使っているが20~30代にとっては彼らはただの厄介者だ。586世代と2030世代の日本観の間には非常に大きな隔たりがあることを周辺から実感する」

--それでも岸田首相が徴用被害者に謝らないのは問題でないだろうか。

(略)

--韓国青年たちの日本に対する見る目が変わったということだが、日本青年たちの韓国観にも変化はあるか。

「今韓国青年たちの間で最高の話題が日本のワールドベースボールクラシック(WBC)優勝だ。日本が劇的に米国を倒して優勝して投打の大谷翔平がMVPになったが、韓国オンライン上のスポーツコミュニティに入ると『日本、おめでとう。大谷すごい』という反応が絶対多数だ。過去なら日本の勝利を嫌がる反応が多かったはずだが、それだけ韓国青年たちの対日観が変わった。大谷もインタビューで『日本だけの勝利ではなく、韓国と台湾、中国、アジアの勝利だ。この優勝で韓国でも野球をもっと愛してほしい』という趣旨の発言をした。米国文化院に火をつけた民主党586運動圏は今も反日感情に火を付けようとしているが、韓日青年たちは共に未来に進んでいることを示している。もちろん2030世代も日本の閣僚が韓国に暴言を吐いたり靖国神社に参拝したりすれば腹が立つ。しかしそれは歴史問題であり、経済や文化、観光などは分離して考えるのが彼らの見解だ。歴史のために日本と顔も合わせないで生きながら、自分の身を削って喧嘩をするつもりなのか。それは答えではないということだ。私の後輩にも話を聞いてみたところ、韓国は日本をすでに克服したと考えている」

全文はソース先で

(1)https://japanese.joins.com/JArticle/302406
(2)https://japanese.joins.com/JArticle/302407
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