[モスクワ 26日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は、中国と「いかなる軍事同盟も結成していない」と表明し、両国の軍事技術面での協力についても透明性を確保し、「何も隠していない」と強調した。

国営テレビが26日、発言内容を報じた。プーチン氏は20─21日にモスクワで中国の習近平国家主席と会談し、軍事面を含む関係強化で合意した。

プーチン氏はまた、エネルギーや金融などでの中国との関係強化によって過度な対中依存に傾いているとの見方を否定。これは「嫉妬している人々」の意見だと述べた。

「何十年もの間、多くの人が中国をソ連やロシアに敵対させることを望んできた」と主張。その上で、両国関係が「ここ数年で到達した水準を重視している」と語った。

プーチン大統領は、米国と北大西洋条約機構(NATO)が1930年代のナチス・ドイツ、イタリアのファシスト政権、軍国主義の日本から成る同盟のような世界の新たな「枢軸」を形成しようとしていると批判。これは「西側のアナリスト」による分析とした。

オーストラリア、ニュージーランド、韓国が「グローバルNATO」に加わる可能性が高いと指摘。英国と日本が今年、自衛隊と英軍の相互往来に関する「円滑化協定(RAA)」を締結したことにも言及した。

3/27(月) 8:41 ロイター
https://news.yahoo.co.jp/articles/8fcd0f186ff8b130b44df7b0abe7e1b21eaaf2c0
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※他ソース
プーチン氏、米欧を批判 「日独伊の枢軸のような同盟めざしている」
https://digital.asahi.com/articles/ASR3V67BTR3VUHBI00S.html