2023年04月05日(現地時間)、台湾の蔡英文総統とアメリカ合衆国のケビン・マッカシー下院議長が会談を行いました。

こうなると気になるのは「中国の断固たる措置」です。「断固たる措置」「断固たる措置」と取り憑かれたように繰り返していましたので、さあ何をするやら――です。

2023年04月06日、日本の『テレビ東京』が真っ向からこれを中国外交部の定例ブリーフィングでぶつけました。傑作です。

以下にそのQ&Aの部分を引用します。

『テレビ東京』記者:
台湾の蔡英文氏とマッカーシー氏の会談について、中国外務省は本日、断固たる強硬な措置をとると表明しましたが、具体的な措置の中身はなんですか?

https://money1.jp/wp-content/uploads/2023/04/sozai3052.img_.jpg

毛寧:
合衆国と台湾は結託して、「台湾独立」分離主義者が「通過」を装って合衆国で政治活動を行い、合衆国と台湾の公式接触を行い、合衆国と台湾の実質的な関係を強化しようと画策している。

これは「一つの中国」原則と米中間の3つの共同コミュニケの規定に著しく違反し、中国の主権と領土の一体性を著しく損なうものである。

中国は、国家主権と領土保全を断固として守るため、断固とした強い措置を取る。

⇒参照・引用元:『中国 外交部』公式サイト「2023年4月6日外交部?言人毛?主持例行?者会」

「断固たる措置って具体的に何をするんですか?」と聞いているのに、毛寧さんは「断固とした強い措置を取る」と言い、全然答えになっていません。

何も決まっていないのが、何もできないのか、その両方でしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)
2023.04.08
https://money1.jp/archives/103354