【海口(中国海南省)=山下福太郎】中国国営新華社通信は9日、米電気自動車(EV)大手テスラが上海市に大型蓄電システム「メガパック」の生産工場を設けると報じた。
2019年から同市内の巨大工場でEVを生産しており、対中投資を一段と強化する。

 工場は来年春以降に操業を開始し、年間1万台のメガパックを生産する予定。メガパック1台で3600世帯の1時間分の電力需要に相当する電力を蓄えられる。
テスラはEVのほかにも、再生可能エネルギーに不可欠となる蓄電システムを主力事業に位置づけ、日本を含めた各国で販売している。米国以外にメガパックの生産拠点を設けるのは初めてという。

 米メディアによると、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は現在中国を訪問中とされ、10日に上海工場を視察する予定。

2023/04/09 22:43
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230409-OYT1T50191/