社会現象化した『冬のソナタ』ブームから約20年を経た今、韓国のエンタテインメントは、日本で確固たるポジションを築いている。
黎明期から韓流・K-POPの魅力を日本に伝えてきた古家正亨氏の初エッセイ『K-POPバックステージパス』には
その人気が定着するまでの道のりが時系列でつづられている。
韓国の俳優やアーティストの来日イベントで司会を務める“韓流MC”として有名な古家氏だが
もともとはラジオDJであり、今もK-POPにフォーカスした番組を持つ。
その視点で描かれた本書には、当時の日本の音楽業界の反応はもちろん、日韓の多くのプレーヤーも登場しており
いかにして韓国エンタテインメントが日本に根付いたのかを知りたい人にとっては、貴重な資料と言えるだろう。

■大学生でラジオDJのキャリアをスタート ノースウェーブだから韓国音楽をオンエアできた
――『K-POPバックステージパス』の冒頭ではラジオDJを目指していた少年期のエピソードがつづられています。
それを読み、改めて古家さんの根っこにはラジオがあるということがわかります。

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北海道新聞 2023年4月14日 12:00
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/832041