2023年4月13日、韓国・JTBCは「自宅のトイレのドアが開かなくなり閉じ込められた一人暮らしの男性が、5時間後に救出された」と伝えた。

番組によると、トイレには窓がなく、男性は洗面台横の鉄パイプを取り外してドアノブを壊そうと3時間以上格闘したり、天井に穴を開けて脱出しようと考えたり、できる限りの試みをしたものの脱出できず、孤独死が頭によぎったという。しかし、そこで男性はスマートフォンのAI音声認識機能を思い出し、部屋に置いてあるスマートフォンに向かって、午後11時40分ごろから声をかけ始めたという。最初は応答がなかったAIだが、次第に男性の声を認識するようになり、最終的には男性の両親に電話をかけることに成功した。男性の「緊急通報をしてくれ」との声は認識されなかったという。

両親の通報により警察が駆けつけ、男性は午前0時過ぎに救出された。男性は脱出を試みた際に割ったガラスで手を負傷した。トイレのドアや天井などの修理は大家が行うことになったという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「音声認識のおかげで命が助かったのか。よかったね」「ぞっとする出来事だ。無事に脱出できてよかった」「自分もこういう経験がある。トイレの窓からタオルを振って、通行人に助けを求めたよ。実際に体験すると笑い話じゃないよね」「トイレや洗面所でこういうことが結構あるよね。湿気でドアノブがおかしくなるらしい」「自分は万一のことを考えて、トイレに行く時はいつもスマホを持ってるよ」「だから自分はドアノブを分解できるよう、ドライバーを1本置いてる」「一人暮らしならトイレはドアを開けっぱなしにするのも一つの方法だ」「自分もスマホやスマートウォッチの音声認識機能は全部オンにしてるよ。自動車事故に遭って、手元にスマホがなくても声をかければいい」など、「自分も同じ経験をした」という声や、万一への備えについてのコメントが多数寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

Record Korea 2023年4月16日(日) 22時30分
https://www.recordchina.co.jp/b912543-s39-c30-d0195.html