今月に入っても韓国の輸出は前年同期比で大きく減少していることが分かった。

関税庁によると、4月1-20日の輸出額(通関基準暫定値)は323億7000万ドルと、前年同期比で11.0%減少した。この期間の操業日数(15.5日)は昨年と同じであり、一日平均輸出額も減少率は同じだ。

品目別にみると、不況が続く半導体(-39.3%)と石油製品(-25.3%)、無線通信機器(-25.4%)で輸出が大幅に減少した。半面、乗用車(58.1%)、船舶(101.9%)などの輸出は増えた。

国別には中国(-26.8%)、ベトナム(-30.5%)、日本(-18.3%)などへの輸出が減り、米国(1.4%)、欧州連合(EU、13.9%)への輸出は増えた。今月を含めて7カ月連続の輸出減少となる可能性が高い。

4月1-20日の輸入額は365億900万ドルと、前年同期比11.8%減少した。天然ガス(2.5%)、半導体製造装備(47.2%)などの輸入が増え、原油(-37.2%)、石炭(-20.2%)の輸入は減少した。

同期間の貿易収支は41億3900万ドルの赤字で、特に対中国赤字が19億9600万ドルで全体のほぼ半分を占めた。貿易収支は昨年3月から13カ月連続で赤字が続いている。対中貿易収支は昨年10月から6カ月連続の赤字。年初から4月20日までの累積貿易赤字は265億8499万ドルとなった。

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