中国のポータルサイト・百度(バイドゥ)にこのほど、「日本のアニメ映画はなぜ『飛び抜けている』のか」とする文章が掲載された。

文章は「日本のアニメ映画は一種の特徴的な文化現象として、その誕生からすでに数十年の発展を経てきた。視聴者に視覚的な楽しみをもたらすだけでなく、素晴らしく感動的なストーリーとキャラクター作りを通じて独特な文化の表現を可能としている」とした上で、「世界的にその影響力はますます大きくなっており、映画産業において無視できない存在になりつつある」と述べた。

日本のアニメ映画の成功は多彩な題材に支えられているという。
文章は、「日本は文化が極めて内包された国で、アニメ映画はその文化の多様性を網羅し、伝統的な歴史の物語から現代的なSFまで、すべての作品が関わりあっている」と前置きし、「かつて世界的にヒットした宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』は、奇妙な世界観と愛らしいキャラクター作り、そして精密な映像効果など多くの面で幾千万もの観客を魅了した日本文化の代表作の一つ。加えて、作中では日本独特の文化と伝統的精神も表現されている。例えば、忍者や武士、神話、伝説など、これらの要素も人気を集め、成功度を高める重要な要素となっている」と具体例を挙げながら説明した。

また日本の作品について、「制作の細かさでも優位性が際立つ」と指摘。
「アニメの制作過程において、日本の人々は常に完璧を求める姿勢と厳密な作業フローで有名。これが制作における堅実な柱として機能している。さらに細部へのこだわり、キャラクター作り、音楽の選定、シーンの構築など、あらゆる面から完璧な仕上がりを追求している」と考察し、新海誠氏が監督を務めた映画「君の名は。」を挙げ、「作中の町や村の生き生きとしたシーン、精密で繊細なビジュアル、熱がこもった感情表現。これらは人々に日本文化の深い魅力と表現の真髄を感じさせ、だからこそ世界のアニメファンに喜ばれる傑作の1つとなった」と伝えた。

さらに、「他の国や文化が、日本のアニメ映画に含まれているヒューマニズムと人間性に対する関心のレベルに到達するのは難しい」という認識もあるようだ。

《中略》

そして、日本のアニメ映画が優れている最後の要素に、「独特な芸術表現方法と強く結びついている」点を挙げ、「現実世界から離れた芸術形式として、アニメ映画はアニメーション、キャラクターの声、音楽、構成などのさまざまな要素からストーリーを表現する。同時に、個性的なキャラクターデザインといった方法を多く採用し、映画の表現と鑑賞体験を豊かにした」と指摘した。

《後略》

(翻訳・編集/柳朱音)

全文はソース元でご覧ください
Record China 2023年4月23日(日) 11時0分
https://www.recordchina.co.jp/b912904-s25-c30-d0052.html
https://d32xtqhs6m4dwf.cloudfront.net/newRc/m1200/20230420/814a81d7ea860135ee3eec947a1afcf5.jpg

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