【ソウル聯合ニュース】韓国半導体大手のSKハイニックスが26日発表した1~3月期連結決算によると、3兆4023億ウォン(約3400億円)の営業損失を計上し、
2012年にSKグループの傘下となって以来、四半期ベースで最大の赤字となった。
前年同期は2兆8639億ウォンの黒字だった。半導体メモリーの需要減が長期化したことが響いた。

 韓国金融経済情報メディアの聯合インフォマックスが取りまとめた市場予想の3兆5604億ウォンを4.4%下回った。

 同社は昨年10~12月期に1兆8984億ウォンの営業損失を計上し、12年7~9月期(240億ウォンの赤字)以来10年ぶりに四半期ベースで営業赤字を記録したのに続き、
2四半期連続での赤字となった。2四半期の赤字規模だけでも5兆ウォンを超える。

 1~3月期の売上高は前年同期比58.1%減の5兆881億ウォン、純損失は2兆5855億ウォン。

 SKハイニックスは「半導体メモリーのダウンターン(下降局面)が1~3月期も持続し、需要不振と製品価格の下落傾向が続いて前期比の売上高が減少し、営業損失が拡大した」と説明した。

 ただ、1~3月期は取引先の在庫が減少傾向に転じ、4~6月期からは半導体メモリーの減産に伴って供給企業の在庫も減ると予想され、下半期からは市場環境が改善されるとの見通しを示した。  

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記事一覧 2023.04.26 09:45
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