・改めて驚いた「日本」の観光資源の「凄さ」

 私は幼少の頃、夏休みになると親に2~3週間ほどキャンプや旅行に連れ出されていた。幼い頃はその旅行が嫌で嫌でしょうがなかった。

 連れ出される旅行先は親の好みで決まるから、見たくもないお寺やお城と子供ながら何が面白いのか理解に苦しんでいた。

 キャンプ場もいまの様に整備がされておらず、バンガローで寝れば次の朝、体が痒いし、トイレはどこに行っても「ボットン」だし、
本当に嫌気がさしていた。だが、この年になるとその頃に行った先が妙に味わい深く感じるのだ。

 20代までは海外に目を向けていたのが、30代に差し掛かった頃から日本の観光資源が気になり出した。
30代は目一杯仕事をしていたので旅に出る余裕はなかったが、家族ができ、40代から少しずつ子供を連れて出かけるようになった。

 よく考えると親父と同じ様な事をしていたが、私は家族とは決まった場所に長く滞在するスタイルだった。
実家の旅行は日々バネットバン(日産車)で青森県から山口県まで網羅する旅だった。

 そんな旅を経験して、この年になると日本の観光資源の豊富さに驚かされるのだ。
また当時より幻想的になっている日本の観光地は、絶対世界に発信すべき情報だし、その資源を持った国の義務とも思える。

・「ガラパゴス化」する日本の問題点

 そんな観光地をめぐるために今回十数年ぶりに日本でゆっくり過ごし、足を踏み入れて見たら、特にWi-Fi環境が観光客を思って整備されていないことにびっくりした。

 私は日本で福岡、大分、東京、富山、大阪、京都、福岡の順で回ったのだが、東京以外は少し迷うとWi-Fiを探すことが多かった。
中には市が整備するWi-Fiがあっても、接続が1回の接続10分で、日に5回しか利用できないという“制限付き”のケースもあったのだ。

 Wi-Fiがないので仕方なくスマホではなく、地図で観光先を調べている海外旅行客の姿にも遭遇した。
これではせっかくの日本体験が、少し“面倒くさい”ものになってしまうのではないかと不安になった。

 ただ、日本各地の役場の現場ではそういった声を聞いているはずで、それが反映されないのは現場の上に居るスマホも使えない年配者たちなのではないかと思えてならない。

 実際に、観光課の役人と話す機会があったので聞いてみると、
「Wi-Fiインフラを整備して観光客にSNS発信してもらったらどれほどの宣伝効果が生まれるのか、上の者は知ろうともしない」と話していた。
海外からガラパゴスと言われる本当の意味も、「私はいまだにガラケー」と自慢する私の同世代も、何か勘違いしている様に思える。

・「おもてなし」を「IT化」する

 私が日本観光中に違和感を覚えたのは、それだけではない。

 今回、銀行で韓国ウォンを両替しようとしたら、11時15分以降でないと受付できないと言われたので事情を聞いてみた。

 すると、その日の為替率を本部が決める時刻が11時で、その知らせをもらって準備するのに15分ほどお時間を頂いていると話すのだ。

 そして両替をしてもらうまでに40分ほど待たされたのだが、これには私の韓国人の妻も呆れていた。

 今回の日本滞在では、日本の「おもてなし」がもう少しIT化されれば、さらなるインバウンドが見込めるはずなのに「もったいない」と痛感した。

 ちなみに私が13年韓国に住んでいるが、日本の方に自慢できる観光地は思いつかない。
それは韓国のどの観光地より日本のどんな田舎の観光地が優っていると思うからだ。だから尚更「もったいない」と感じてしまうのかも知れないのだが…。

豊 璋(在韓国コンサルタント)
5/5(金) 7:32配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a75eea83e1700d694a64a44b02325c6d5bc0dfd

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