文在寅(ムン・ジェイン)前大統領が先月オープンした「平山書房」が1日4-8時間働くボランティア50人を募集したところ、政界で「やりがい搾取」ではないかとの論議を呼んでいる。
「所得主導成長を叫び、無理に最低賃金を引き上げた文前大統領が無給ボランティアを使うというのはダブルスタンダードだ」との指摘だ。

やりがい搾取とは労働者に「やりがい」を意識させ、雇用主が従業員に不当な待遇で業務を強要し、利益を搾取する行為を指す。

平山書房は6日、ソーシャルメディアでボランティアを募集した。先着順に午前勤務4時間、午後勤務4時間、終日勤務8時間のボランティア計50人を募る内容だ。

特典としてオリジナルグッズと昼食、軽食の提供を提示した。昼食は8時間働くボランティアにだけ支給するという。
8時間働いて1食支給という条件に「やりがい搾取」論争が起きた。

文前大統領は2015年、党代表だった時期に「『やりがい搾取』という名前で労働力を搾取することがあってはならない」と述べている。

《中略》

文前大統領側は本紙に対し、「平山書房には正社員がいる」とした上で、「文前大統領のことが好きで心からボランティアをしたい方々が多いため、別途公告を出したが、それがどうしてやりがい搾取になるのか理解できない」と主張した。
ボランティア募集は掲載から24時間もたたない7日午後に締め切られた。

《後略》

ヤン・ジホ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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朝鮮日報|2023/05/08 17:05
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