成都発香港行のキャセイパシフィック航空の旅客機内で、客室乗務員が英語を使えない中国人を侮辱したのは21日だった。
「大ブーイング」の余熱がまだ冷めやらぬ27日、今度はシンガポール空港内の中国南方航空のカウンターで、接客担当者が中国人利用者の男性に対して「お前は犬だ」などと暴言を吐いた。

中国人旅行者のYさんによると、27日午後、シンガポール空港内の中国南方航空のカウンターで、接客スタッフに対して座席の変更を求めた。
接客スタッフはYさんに、座席の変更を求める場合には料金が発生すると告げた。

Yさんによると、同じ路線の便はしばしば利用しているが、これまで座席の変更で料金を要求されたことはなかった。
そのため疑問を示したところ、接客スタッフは非常にいらだちはじめて、Yさんに対して「お前は犬だ」などと言い出した。

Yさんが「犬とはだれのことなのか。はっきり言いなさい」と言うと、接客スタッフは「人だったらそんなことはできないね」などと言い出した。
Yさんらは現場でそれまで、中国語以外の言葉を使っていた。
Yさんが「ここには中国語ができる人はいないのか」と言ったところ、スタッフ側は「中国語は分からない」と言った。ただしYさんによると、カウンター内のスタッフは中国語で会話していた。

カウンター内にいた別のスタッフはYさんに対して中国語で「私たちが忙しいことが分からないのですか」と言った。
ただしYさんによると、カウンター内で仕事をしていたのはYさんに対応するスタッフだけで、数人いた別のスタッフは雑談をしていた。

Yさんからの苦情を受け中国南方航空は、調査と証拠収集を実施した上で声明を発表した。
中国南方航空シンガポール営業部は、スタッフが暴言を浴びせたことは事実と認めた上でYさんに謝罪し、対応したシンガポール空港の接客スタッフは中国南方航空の職員ではなく、業務委託を受けた業者の従業員だったと説明した。

中国南方航空は、問題を起こした業務に関する業務委託を停止する方針で、問題を起こした従業員を解雇するよう要求した。だだし業者側は応じていないという。

《中略》

このように航空会社による不適切な接客が注目されると、新型コロナウイルス感染症の影響が今も残り、生き残りをかけて努力する航空会社側の経営に大きな影響が及ぶこともある。
21日に問題を起こしたキャセイパシフィック航空は、謝罪を繰り返し、問題を起こした客室乗務員を解雇したにもかからわず株価が急落した。
問題の発覚後、キャセイパシフィック航空の時価総額は460億香港ドル(約8260億円)以上も減少した。

(翻訳・編集/如月隼人)

全文はソース元でご覧ください
“キャセイ事件”冷めやらぬ中、今度は南方航空スタッフが中国人客を「お前は犬」と罵る
Record China |2023年5月28日(日) 17時10分
https://www.recordchina.co.jp/b914748-s25-c30-d0198.html

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