0001すりみ ★
2023/05/29(月) 18:54:08.08ID:llv/Big2ところが、2020年に世界中で新型コロナウイルスのパンデミックが発生すると、金正恩朝鮮労働党総書記が率いる指導部は中国およびロシアとの国境を封鎖する大規模な取り組みを開始し、密航者や亡命者が出入りするルートをふさいでしまった。
それ以来、北朝鮮政府は国境地帯に何百キロにもわたる新たなフェンスや壁、警備所を建設したことが人工衛星画像で確認できる。
つまり、外国からの情報や物資、人の流入をより厳しく統制することができるようになったのだ。
こうした北朝鮮政府の動きは、ロイターと米国のミドルベリー・インスティテュート・オブ・インターナショナル・スタディーズが共同で人工衛星画像を分析するとともに、7人の亡命者や人権活動家、北朝鮮国境の事情に詳しい人物などへの取材で明らかになった。
<コロナ理由に規制強化>
北朝鮮国民の亡命を手助けしている韓国の牧師で「キム」と名乗る人物は「北朝鮮と中国をつなぐ伝統的なルートは今、状況が大きく変わらない限り、実質的に稼働できなくなっている」と語る。
公式データを見ると、昨年に韓国行きを果たした脱北者はわずか67人と、2019年の1047人を大幅に下回っている。
これまで北朝鮮政府や国営メディアは、この国境封鎖の取り組みについてほとんど言及していない。
ただ、政府当局者は新型コロナウイルスや他の「外国の物質」を寄せ付けないため、セキュリティーを強化したと指摘している。
《中略》
米シンクタンク、スティムソンセンターで北朝鮮経済を研究しているベンジャミン・カッツェフ・シルバースタイン非常勤研究員は、国境封鎖は勃興し始めていた商業階層や非公式貿易で栄えていた町に、永続的な影響を及ぼしそうだと述べた。
これらの町では多くの人々、特に女性が自分の道を切り開くチャンスが提供され、同氏によると、1990年代に起きた飢饉以降、公式と非公式の貿易で潤っていたが、ほかに数多くの経済的特権を有しているわけではなかった。
そのため国境の締め付け強化は、女性と国内周縁部の住民という2つの脆弱なグループに打撃を与えつつあるのだという。
《後略》
<射殺命令>
<国際社会の役割>
(Josh Smith記者、Sudev KiyadaGabriella Borter記者)
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焦点:北朝鮮、コロナ下に国境封鎖厳格化 壁やフェンス建設
ロイター|2023年5月29日12:24 午後
https://jp.reuters.com/article/idJPKBN2XK049