シンガポールで開催中の第20回アジア安全保障会議(シャングリラ対話)に参加している中国の李尚福国務委員兼国防部長は4日午前、「中国の新しい安全保障イニシアチブ」と題した講演を行いました。

李部長は台湾問題について触れ、「台湾は中国の核心的利益の中の核心である。台湾問題は中国の内政であり、一つの中国の原則は公に認められた国際関係の基本準則となっている」と述べ、一つの中国の原則を風化、空洞化させる行為は荒唐無稽で危険だと批判しました。

また、「民進党当局こそが台湾海峡情勢を緊張させる根源であり、台湾海峡の現状を変える最大の厄介者である」とし、「中国は統一されなければならず、また必然的に統一される。これは人心の向かうところであり、大勢でもある」と強調しました。さらに、「我々は最大の誠意と全力をもって平和統一に向けて取り組むが、武力使用の放棄は決して約束しない。もし、身のほど知らずにも台湾を中国から分離させようとするならば、中国軍はいかなるためらいもせず、いかなる相手も恐れず、いかなる代償も惜しまずに、国家の主権と領土の保全を断固として守っていく」と、中国の強い意志を示しました。(提供/CRI)

CRI online 2023年6月5日(月) 6時30分
https://www.recordchina.co.jp/b915154-s12-c100-d0000.html
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※関連ソース
台湾独立の動きに「中国軍はいかなる犠牲も払う」 中国国防相が演説
https://www.asahi.com/articles/ASR644SVQR64UHBI00S.html
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