フォーカス台湾 2023/06/11 12:40:48

(台北中央社)ベトナムの外務省は8日、台湾が7日に南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島にある太平島で実弾演習を実施したことに抗議した。
外交部(外務省)は11日、ベトナムの主張は受け入れられないとし、「太平島はわが国の領土」との立場を示した。

同部は、中華民国(台湾)政府は南沙諸島や関連の海域における国際法、海洋法上の一切の権利を有すると指摘。
太平島がわが国の領土であることに疑いの余地はなく、わが政府は太平島上や関連の海域で主権国家としての行為を実行する権利があるとした。

また、蔡英文(さいえいぶん)総統が2016年、南沙諸島に関し「問題を棚上げし、共同開発を」などと唱えたことに言及。
国際社会がこの基礎にのっとり、南シナ海に関する問題に適切に対処し、共に地域の平和と安定を促進することに期待を示した。

(游凱翔/編集:楊千慧)
https://japan.focustaiwan.tw/politics/202306110001