[北京 15日 ロイター] - 中国の工場でストライキが頻発し、7年ぶりの水準に達している。
世界的な需要低迷のあおりで、輸出企業が賃金引き下げや工場の閉鎖を余儀なくされているためだ。

欧米では景気悪化の懸念から企業が中国製品の注文を減らしており、中国の輸出および工業生産は5月に大きく落ち込んだ。

中国の労働研究者らによると、工場を閉鎖したり、給与や解雇した労働者への退職金の支払いに苦慮したりする工場が出てきている。
この結果、労働紛争が急増し、消費者と企業の信頼感を損なっている。

折しも中国は新型コロナウイルスを徹底的に封じ込める「ゼロコロナ政策」を解除し、景気が回復し始めた重要な時期にある。

香港を拠点に中国全土の労働問題を扱う非政府組織「中国労工通報(CLB)」の研究員、アイダン・チャウ氏は「製造業受注の落ち込みと工場閉鎖は続くだろう。幹部らは、単純に労働者を減らすことでコストを削減したがっている」と語った。

《後略》

<社会不安の種>

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アングル:中国でスト頻発 世界需要低迷で工場閉鎖、労働者反発
ロイター|(Laurie Chen記者)|2023年6月15日1:19 午後
https://jp.reuters.com/article/idJPKBN2Y105Y