https://news.yahoo.co.jp/articles/6cb75c33842f3044df960a1c3dc140d9263dd429/images/000

 ツイッターで在日コリアンに対する「ヘイト投稿」をされて精神的苦痛を受けたとして、フォトジャーナリストの安田菜津紀さん(36)が、
投稿したとされる男性に195万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(目代真理裁判長)は19日、男性に33万円の賠償を命じた。

【写真】安田さんの投稿に送りつけられた実際のコメント
https://mainichi.jp/graphs/20230619/mpj/00m/040/006000f/20211208k0000m040152000p?inb=ys

 訴状によると、安田さんは2020年12月、在日コリアンだった父のルーツを追った自身の記事をツイッターに投稿した。
これに対して、在日コリアンに対する差別表現とともに、日本人よりも優遇されている「在日特権」があり、
「日本人から嫌われている」とする投稿があった。

 安田さん側は訴訟で、この投稿をしたのは男性で、事実に反するうわさにより、
日本以外にルーツを持つ人に対する差別的意識を助長・誘発することが目的だったと主張。
ヘイトスピーチ解消法が定める「差別的言動」に該当し、安田さんの人格権が侵害されたと訴えている。

 一方、男性は「自分はそもそも投稿者ではないし、問題となった投稿は安田さんに対する差別的言動とも言えない」とし、
請求棄却を求めていた。【巽賢司】

6/19(月) 13:17配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/6cb75c33842f3044df960a1c3dc140d9263dd429