[シンガポール 19日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスのアナリストは18日のリポートで、
中国の経済成長予測を下方修正した。

信頼感の低迷継続と不動産市場を巡る懸念が背景。予想以上に逆風が強いという。

同社は今年の経済成長予測を6%から5.4%に、来年を4.6%から4.5%に下方修正した。

他の欧米金融機関も中国の経済成長予測を下方修正しているが、
ゴールドマンの予測は依然として楽観的な部類に入る。

同社のアナリストは「経済再開の押し上げ効果が中国ほど急速に薄れている国はない」とし、
不動産の低迷とその波及効果を主因に挙げた。

「経済成長に対する逆風は今後も続く公算が大きい。
大規模な刺激策を実施する上では経済的・政治的な要因が政策当局の制約になっている」と述べた。

2023年6月19日4:08 午後
https://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN2Y509R