※6/21(水) 6:04配信
現代ビジネス

 冷麺の季節がやってきた。冷麺は韓国人にとって「ソウルフード」ともいえる夏の代表的な料理だ。

 韓国の冷麺には、北朝鮮を発祥とし、そば粉の麺に牛肉を煮込んだ冷たい汁をかけて食べる平壌式の「ムル(水)冷麺」と、でんぷんがの麺を辛いタレで和えて食べる咸興式の「ビビン冷麺」の2種類があるが、最近は「チプ(家)冷麺」という第3のカテゴリーが登場した。

 最高気温が30度を超えた先週末、家族と近所の冷麺専門店を訪れた。メニューを読んでいた母親が「ムル冷麺が13,000ウォン(約1,400円)もする!」と驚きの声をあげると、弟が「有名な冷麺専門店では16,000ウォンが今の相場」と教えてくれた。

 弟によると、冷麺の値段があまりにも高くなり、最近はムル冷麺でもビビン冷麺でもない「チプ冷麺」が最も人気だという。その名の通り、家でも簡単に食べられるレトルト冷麺のことらしい(ちなみに、韓国で販売されているレトルト冷麺は、だいたい5,000~6,000ウォン程度)。

 公正取引委員会傘下の「韓国消費者院」は、隔週で、加工食品、生活用品、生鮮食品など128品目の生必品価格の平均値を公開している。これには韓国人が外食で最も多く食べる8つの代表的メニューの平均価格も含まれるが、5月基準でいうと、ソウルの冷麺価格の平均は10,923ウォン(約1,190円)だった。

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