【06月21日 KOREA WAVE】韓国の対外支払能力を反映する対外純資産が昨年は7466億ドル(約1000兆ウォン)だった。韓国のGDP(国内総生産)2162兆ウォンの半分に迫る過去最大額だ。

国際通貨基金(IMF)が集計した国別対外純資産順位によると、韓国は2012年133位から2021年10位に急上昇し、昨年は9位まで上がったことがわかった。これは「オイルマネー」で攻撃的な投資をしているとされるサウジアラビアを上回る規模だ。

対外資産を売れば国内にドルを持ち込むことができるため、韓国政府と民間が保有している外貨防波堤がそれだけ厚くなったという意味に解釈することもできる。

国別の対外純資産順位を見ると、日本が3兆1655億ドルで1位だった。続いてドイツ(2兆929億ドル)、中国(2兆5313億ドル)、香港(1兆7613億ドル)の順だった。

同時に韓国銀行が先月24日発表した「2023年第1四半期国際投資対照表」によると、1~3月の韓国の対外純資産残高は7730億ドルで昨年末(7713億ドル)に比べ17億ドル増えた。

韓銀経済統計局のユ・ポクグン国外投資統計チーム長はこれと関連して「対外資産が対外資産負債よりさらに増え、対外純資産が増加した。昨年韓国の名目GDP1兆6643億ドルの46%程度を対外純資産として持っているわけだ」と話した。

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