朝鮮日報 記事入力 : 2023/06/27 11:05
「ゼロコロナ政策に苦しめられた後はゼロ職場」自虐ネタで「死んだふり」写真アップ
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中国・湖北省武漢の華中農業大学の卒業生たちは15日、中国版インスタグラム「小紅書」に「死亡卒業写真」をアップロードした。
卒業生のガウンと学士帽を身につけ、キャンパスのあちこちで死体のようにぐったりしている姿を写真に撮っている。
最も人気が高い写真は、「2023」という数字をかたどったオブジェの上に2人の女子卒業生が洗濯物のようにぶら下がっている姿を撮った写真だ。
重慶大学・山東師範大学・湖南大学などの有名大学も卒業生が「死亡卒業写真」をアップしている。
「小紅書」では「『死んだふり』をしている卒業生たちは在学中ずっと『ゼロコロナ政策』に苦しめられ、
今は『ゼロ職場』の現実に直面している人々だ」と説明した。

【写真】中国版インスタで一番人気の「死亡卒業写真」
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 今年6月に卒業する中国の大学生たちは史上最悪の就職難に直面している。
中国全域には今年、過去最多の1158万人の大卒者と100万人の「海帰(海外留学からの帰国者)」が労働市場に参入する。
2020年初めの新型コロナウイルス感染症流行以降、中国の強力な「ゼロコロナ政策」で企業が採用を減らし、
この間に増えた就職浪人たちも今年、一緒に競い合わなければならない状況だ。
ところが、新型コロナ感染防止措置が解除された後も中国の消費・生産・投資の回復は遅く、
不動産市場が低迷するなど経済状況が悪いため、雇用は少ない。先月の中国における16-24歳の失業率は20.8%と最悪だった。

 大都市で長期にわたり就職活動をしている大卒者が増えるや、そうした人々のための「売れ残り食品ランダムボックス」も登場した。
賞味期限が迫っている食べ物を詰め合わせ、弁当にして売るのだ。インターネットで10-20元(約200-400円)払えば2人前買える。
これは一般的な飲食店のメニューの4分の1の価格だ。
北京・上海・広州などの大都市では「惜食魔法袋」という売れ残り食品専門販売アプリが主にサービスを行っている。
また、個人間フリーマーケットサイト「閑魚」ではジャガイモ・タマネギ・カボチャ・バナナなどが入った4キログラムの食材セットを
「ランダム食材ボックス」という名前で販売し始めた。
北京の中心街・望京にあるショッピングセンター「凱徳モール」地下1階には夜9時になると、若者たちが見切り品を買いに集まってくる。
親と同居して家事をする代わりに「給料」をもらう「全職児女」も中国で新たな社会現象となっている。

 状況が悪化し不満が膨らんでいることから、中国指導部は若者の求職難の解消に乗り出した。
過去にも打ち出した「帰村・入隊・露店」奨励3点セットが復活しつつあるのだ。
香港紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」では25日、「人民解放軍が新規大卒者と高卒者の採用を例年より10%増やす」と報じた。
中国の習近平国家主席は先日の「大学生たちに送った手紙」で、若者たちが農村に行くことを督励したが、
これは毛沢東時代の「上山下郷運動」(都市部の高学歴の若者を農村部に送り、労働に従事させる政策)を連想させる。
また、「露店経済」(道路の使用規制を緩和し、屋台などの出店を促す政策)を立て直すべきだという世論も再び高まっている。

李伐チャン(イ・ボルチャン)記者
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