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 韓国の緑色党と日本の緑の党グリーンズジャパン(以下緑の党)が共に福島原発汚染水の投棄計画の中止を求めた。
6月30日午後12時、韓日の緑の党はソウル鍾路区(チョンノグ)の日本大使館前で、福島原発汚染水投棄の中止を求める共同声明を発表し、
汚染水を海に放出する代わりに陸上に保管する方法を選ぶべきだと主張した。

 両国の緑の党は先月8~11日、韓国で開かれた2023年グローバル・グリーンズ世界大会(世界緑の党の総会)で採択した
「太平洋における核廃棄物の脅威」決議案に基づき、日本の岸田首相と東京電力に送る共同声明を作成したと発表した。

 両国の緑の党は今回の宣言で、福島原発汚染水の海洋放出を止めるべき理由として、
「日本の市民、太平洋地域および環太平洋地域の人々の健康、そして太平洋の環境と生物多様性の保護」を第一に挙げた。
両党は声明で、日本政府と東京電力に汚染水に含まれたトリチウム以外の放射性物質の種類と総量について説明を求めた。
また「免震大型タンク貯留案」やセメントや砂と混ぜてモルタルにする「モルタル固化処分案」などの方法で陸上保管することを求めた。

 韓国緑色党のコン・シヒョン脱核委員会委員は同日の記者会見で、原発汚染水の海洋放出計画について、
「海洋環境と地球生物にどのような影響があるかにかかわらず、日本政府と東電が最も安価な方法で解決しようとする試みだ」とし、
「トリチウムのような放射性物質の影響について『まだ分からない』という科学者や市民の合理的な疑いを怪談と決め付けるのは、
科学的な態度ではない」と述べた。
さらにキム・テヒョン青少年緑色党非常対策委員長は
「日本政府の汚染水投棄は青少年と今後生きていくすべての生命に対する明白な脅威」だと強調した。
この日発表した声明は同日、日本でも緑の党を通じて公開された。
シン・ソユン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

登録:2023-07-03 02:06 修正:2023-07-03 02:49
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