【ソウル聯合ニュース】韓国で2017年から21年までの5年間、韓流ブームを追い風にした輸出の増加により誘発された生産額は37兆ウォン(約4兆530億円)、付加価値額は13兆2000億ウォンに上った。新たに16万人の雇用も発生した。経済団体の全国経済人連合会(全経連)傘下の韓国経済研究院が10日、韓流の経済波及効果をまとめた報告書を発表した。

報告書によると、韓流関連の輸出増加を受けた5年間の生産誘発額のうち30兆5000億ウォンは消費財分野、6兆5000億ウォンは文化コンテンツ分野が占めた。同じく付加価値誘発額は消費財で9兆9000億ウォン、文化コンテンツで3兆3000億ウォンだった。

雇用誘発数の16万人は22年の就業者増加数の19.6%にあたる。雇用誘発数の内訳をみると、11万6000人は消費財輸出の増加、4万4000人は文化コンテンツ輸出によるものだった。

韓国経済研究院のチュ・グァンホ経済政策室長は「文化コンテンツ産業に対する金融支援の拡大やインフラ拡充などを通じて企業の積極的な韓流コンテンツ投資拡大を促し、韓国文化産業の国際競争力の維持につなげる必要がある」と提言した。

聯合ニュース 2023.07.10 10:50
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20230710000900882