2023年7月10日、香港メディアの香港01は、日本や米国が中国に対して「台湾カード」をちらつかせる一方で、中国は「琉球カード」を切るタイミングを虎視眈々と狙っているとする文章を掲載した。

文章は、ここ数カ月で日中両国政府、台北、沖縄の要人が台湾問題を巡って駆け引きを繰り広げていると紹介。

沖縄県の玉城デニー知事が7月3〜7日に親中派の第一人者である河野洋平元衆院議長率いる日本国際貿易促進協会の訪中団の一員として中国を訪問し、北京市の「琉球国墓地」の跡地に足を運んだほか、福建省福州市での沖縄県・福建省サミットに出席し、対話と交流による平和の推進を世界に発信したと伝えた。

また、沖縄県は4月に米国、中国との対話を想定した地方自治体としては珍しい「地域外交室」を設置し、これに先立つ3月に玉城知事が米ワシントンを訪問し、台湾海峡の平和と安定の重要性、米中間の軍事衝突のデメリットについて現地の関係者、議員、学者らに伝えたと紹介。

玉城知事が「沖縄は地域の緊張がエスカレートし、不測の事態が発生することを懸念している。『台湾有事は日本の有事』ということで、沖縄が軍事攻撃の標的になることを許してはならない。関係者全員が冷静かつ平和的な外交を通じて対話を始め、緊張を緩和し、信頼関係を築くことが非常に重要だ」との姿勢を示したとしている。

一方、「日本の政治家らは南西諸島と台湾の交流強化に熱心だ」とし、玉城知事が訪中している間に台湾の游錫堃(ヨウ・シークン)立法院長が沖縄県・与那国町に招待され、游院長が「台湾と日本の相互依存関係を実感するとともに、『台湾有事は日本の有事』という安倍晋三元首相の言葉にも思いを寄せた。
そして、岸田文雄首相が東アジアの平和と安定を重視していること、および地域の安全と国際秩序を守ろうという決意を深く感じた」と語ったことを伝えた。

《中略》

文章は最後に、日米が「台湾カード」を握り、台湾・民進党政権が日米の「台湾カード」に踊らされているだけでなく、実は中国も対抗措置として使える「琉球カード」を握っているとし、「それをいつ、どう使うかは中国の政治的知恵と戦術にかかっている」とした。

(翻訳・編集/川尻)

全文はソース元でご覧ください
「台湾カード」をちらつかせる日米、「琉球カード」を握る中国―香港メディア
Record China |2023年7月12日(水) 5時0分
https://www.recordchina.co.jp/b917048-s25-c100-d0193.html

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