不祥事に対する金正恩総書記による残酷な処罰について、イギリスの安全保障の専門家であるバッキンガム大学のアンソニー・グリーズ名誉教授がイギリスメディアに語った。

ミサイル発射の失敗の際には責任者を火炎放射器で処刑しているほか、2016年には北朝鮮教育省の2人の高官が会議中に居眠りをしたことを理由に「対空ミサイル」で処刑。
その高官の血をショックで気絶した叔父に塗りつけることを部下に命じたという。

また今年3月、ミサイル火力襲撃訓練に娘ジュエを連れて視察する金総書記のコートに白い何かの粉が付着したことについて、ボディーガードが死刑の危機に瀕していると報じられている。
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北朝鮮の専門家であるマイケル・マデンによると、この「服装のミス」に関わった責任者は
数カ月の間、建設現場や農場に送られて重労働を課されるか、処刑を命じられる可能性があるという。
その一方で、金総書記に謝罪の手紙を書くことで厳しい罰を免れるケースもあるという。

続きはNewsweek 2023年7月17日(月)09時20分
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