この10年間で、ソウルの人口は7.5%減り、全国で最も高い減少率となっています。

統計庁が17日にまとめたところによりますと、ソウルの人口は、去年、およそ943万人で、その10年前の2012年と比べて77万人ほど減りました。

減少率は7.5%で、全国17の市と道のなかで最も高くなっています。

ソウルの人口は1988年に1028万人で1000万人を突破し、1992年には1093万人でピークに達しました。その後、15年近くの間、1000万人を超える水準で推移したあと、2016年に初めて1000万人を下回り、その後は減少傾向が続いています。

背景には、ソウルの高い住宅価格に耐えかねて30代から40代の人口が首都圏の新都市に流れた影響が大きいとみられています。

また、2021年からは、死亡者数が出生児数を上回り自然減少も始まっています。

一方で、ソウルの周辺都市を含めた首都圏への人口集中はさらに進んでいます。

ソウルに京畿(キョンギ)道と仁川市を加えた首都圏に居住する人口は、およそ2599万人で、10年前と比べて3.4%増えています。

KBS 2023-07-17 10:53:02/Update: 2023-07-17 10:53:42
http://world.kbs.co.kr/service/news_view.htm?lang=j&Seq_Code=85985