■台湾有事シミュレーション 反撃能力保有設定で初

民間のシンクタンクが台湾有事を想定したシミュレーションを行い、国会議員や元政府高官らが参加しました。2日目の16日は、中国が台湾に対し武力攻撃を行った設定で、日本の対応を検討しました。

【映像】国会議員らによるシミュレーション
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「中国が台湾に武力で侵攻するという兆候がかなり強く見られております」(総理大臣役・小野寺五典衆院議員)

総理や各省庁の大臣役を現役の国会議員が務め、国内の対応やアメリカとの調整内容を検証しました。

「この5年間で一定の継戦能力は保有することができましたので、当面は戦えると思っておりますが、反撃能力ということも視野に入れながら考えていただきたい」(防衛大臣役・木原稔衆院議員)

今回のシミュレーションは、政府が2022年に「安保関連三文書」を改定したことを受け、「反撃能力」を保有している設定で初めて行われました。そのうえで、参加した議員らにより南西諸島への自衛隊の展開方法や、「反撃能力」を行使する判断基準などの課題が議論されました。(ANNニュース)

7/16(日) 19:03 ABEMA TIMES
https://news.yahoo.co.jp/articles/372dfa00c0a89cd7aafd0ba8f7c2c485b59adf2b
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■台湾有事を想定し、政策検証

元幹部自衛官らでつくる民間シンクタンク「日本戦略研究フォーラム」が15日、台湾有事を想定し、日本の対応に関する課題を検証するシミュレーション会合を開いた。サイバー攻撃といった前兆現象から武力衝突に発展し、日本に波及する想定で、状況ごとの対応を検討。小野寺五典元防衛相ら自民党国会議員も参加した。16日まで行う。

演習は反撃能力(敵基地攻撃能力)保有など、政府が2027年度までに計画する防衛力整備が済んだ前提で行われた。

初日は、台湾や日本に偽情報の流布やサイバー攻撃が行われた際、対抗策として「能動的サイバー防御」を実施するかなどを協議した。

ロイター 2023年7月15日6:11 午後
https://jp.reuters.com/article/idJP2023071501000852