韓国サッカー協会(KFA)は18日、過去に飲酒運転&隠蔽(いんぺい)したにもかかわらず、杭州アジア大会メンバー入りしていたDFイ・サンミン(23=城南FC)をメンバーから外すことを発表した。
 KFAは「14日に発表したアジア大会代表選手の選抜過程で、サッカー代表チームの運営規定にふさわしくない選手を選抜したことを謙虚に認め、今後行政体系を再整備し、再発防止に務めます」と発表した。
 イ・サンミンは20年に飲酒運転をして摘発された。さらにその事実を隠してKリーグの公式戦3試合に出場したことで、当時Kリーグから15試合出場停止の処分を受けていた。その後、アンダー世代の代表など、今回のアジア大会代表がスタートした21年9月から、同代表に選ばれ続けていた。昨年U-23アジア杯にも出場している。
 しかし韓国ではアジア大会への注目度が高く、同大会で優勝すると兵役免除されることもあり、注目が高まり、イ・サンミンの過去の行為などが非難の対象となった。
 「金メダルで兵役免除になる大会なのに、飲酒運転した選手が免除の対象になっていいのか」「飲酒運転と隠蔽した選手が国を代表してはいけない」など、メンバー発表以来、日にちが立っても、各メディアから非難が続いていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9576ff677eeba078803394ea04e65c33013428a6