7月17日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーでは、連日続く猛暑の中、「暑さをポジティブに乗りきるための方法」を考えた。

西川「韓国の映像作品の設定は凄いなぁというのがあって、不時着したり、記憶喪失になったり、そういうところに文化の違いがあったりするんですか?」

西森路代「日本の人たちは韓流ブームが来た時、起伏の激しい展開で次が観たくて夜も眠れないみたいなものから離れてたじゃないですか?だから凄く新鮮で、こういうのもダイナミックでいいもんだなって思ったところもあったんじゃないですか。でも逆もあって、韓国の映画監督さんとか俳優さんがプロモーションとかで来た時『日本の映画とかコンテンツの魅力は?』って聞くと『何も起こらないのに確実にその人の中に変化が起こっている。そういうものを本当は作りたいんだ』っていう方が多いんですよ。

そんなセリフをはっきり言ってる映画があって【チャンシルさんには福が多いね】っていう女性監督の作品があるんですけど、この映画はその女性監督自身をモデルにした人が主人公の作品なんです。主人公が映画好きの男性と出会って会話する時に『小津安二郎の映画には何も起こってなくても起こってるのよ』って言うと、男性に『つまんないと思ったけどな』って言われて口論するシーンがあるんです」

西川「そういう認識なんですね」

大島育宙「韓国でヒットしてる日本映画でいうと岩井俊二監督の作品で多分、韓国で一番有名な日本人監督です。【Love Letter】は韓国で日本の文化が解禁された時の最初のヒット作でセリフが流行語になってるくらいです。韓国の人はそのセリフを日本語で喋れるんですよね」

西森「そうなんです。あと【Love Letter】は小樽が舞台になってたから、それで小樽が大人気になったり、その後の韓国映画で北海道がロケ地になったりする作品も作られたりして、長い間、韓国の人たちの心に残っている映画になっているんです」

7/18(火) 18:56 文化放送
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