【山口二郎コラム】 戦争の教訓と「無責任の体系」[7/31] [仮面ウニダー★]
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ー前略ー
戦争から学ぶべき最大の教訓は、戦争の悲惨さである。この点は、戦後の教育やジャーナリズムで強調されてきた。「はだしのゲン」という漫画が原爆の悲惨さを国民に教えるうえで大きな役割を果たしたことは、以前にこの欄で紹介した。戦後も80年になろうとする今、語り継ぐことは難しくなる一方だが、必要である。
もう1つの重要な教訓は、戦争という国家の誤った政策を決定、遂行した政治の構造を検証することである。敗戦後、連合国は東京裁判で戦争を推進した日本の軍人、政治家の責任を問うた。その際、多くの日本の指導者は、個人的には戦争を開始することに反対だったが、あるいは早く終わらせたいと思っていたが、自分には政策を決定する権限がなかったとか、負けを認めたくないという政府の中にあった「空気」に逆らえず、戦争の継続に至ったという言い訳をした。
戦後日本の政治学の開拓者である丸山眞男はこの点をとらえて、「無責任の体系」という言葉をつくりだした。自分にとって不都合な現実を見ようとしない。大きな摩擦をともなう政策決定について自分には権限がないとして決定を回避する。希望的観測に基づいて行動することによって問題を解決したように自分自身を欺く。これらの態度を積み重ねて、既成事実に追随し、事態の悪化に手をこまねくというのが、無責任な指導者の行動様式であった。ヒトラーのドイツは、指導者の世界征服という野望のもとに戦争を進めたのに対し、日本の戦争は無責任な指導者が事態を収拾する行動を回避した挙句にずるずると続いて、破局に至ったのである。
丸山がこのような分析を提示して戦後日本の政治構造を変えなければならないと言ってから、75年が経過した。日本は戦争を繰り返してはいないが、無責任の体系を改めることはできていない。1990年前後のバブル経済の終わりから、日本は失われた30年をいう衰退の時間を過ごしてきた。経済と社会の持続可能性の維持というテーマについて、日本は敗戦を重ねている。それは、無責任の体系がもたらしたものである。
最近の事例を1つだけ紹介する。それは、安倍晋三政権時代に始まった異次元金融緩和という政策である。安倍政権の経済政策(いわゆるアベノミクス)の柱として、デフレ脱却のために日本銀行は金融市場に大量のマネーを供給し続けた。安倍が送り込んだ黒田東彦日銀総裁は、2%の物価上昇という目標を掲げて、国債の大量購入を続けた。黒田は10年間日銀総裁を務めたが、物価上昇の目標を達成できなかった。最近の日本の物価上昇は、世界的な資源、食料の価格上昇の結果である。
黒田総裁の下で日銀理事として金融政策の立案にかかわった門間一夫氏は、最近のインタビューでこの時代の政策決定について次のように振り返っている。日銀の政策によって2%の物価上昇を達成することはできないし、日本経済がよくなるとは思っていなかったが、日銀が消極的だから景気が良くならないという世間の批判を鎮めるためだけに黒田の異次元金融緩和を支持した。
この言い分を読むと、戦争開始の時を思い出す。海軍の指導者は、アメリカと戦争をして勝てるとは思えなかったが、政府がどうしても戦争をするというなら最初の戦いでは大暴れすると言って対米戦争を始めた。それと同じで、実現不可能な目標のために時間とエネルギーを使い、日本の金融施策は袋小路にはまっている。
無責任の体系を打破するために必要なのは、政策決定に関わる政治家、官僚、学者が事実に基づいて自由な議論を行い、決定の過程を明らかにしておくことである。敗戦後80年になろうとする今でも、われわれは失敗に向き合うという勇気や誠実さを持てていない。
登録:2023-07-31 07:48 修正:2023-07-31 08:41
https://japan.hani.co.kr/arti/opinion/47415.html ジャップは超無責任国家だしww
安倍を見れが分かるでしょう〜ww >>1
空気で戦争するしないを決めることができると思ってんのが終わってるわ <丶`∀´> 改行忘れてたニダw
ー前略ー
戦争から学ぶべき最大の教訓は、戦争の悲惨さである。この点は、戦後の教育やジャーナリズムで強調されてきた。
「はだしのゲン」という漫画が原爆の悲惨さを国民に教えるうえで大きな役割を果たしたことは、以前にこの欄で紹介した。
戦後も80年になろうとする今、語り継ぐことは難しくなる一方だが、必要である。
もう1つの重要な教訓は、戦争という国家の誤った政策を決定、遂行した政治の構造を検証することである。
敗戦後、連合国は東京裁判で戦争を推進した日本の軍人、政治家の責任を問うた。
その際、多くの日本の指導者は、個人的には戦争を開始することに反対だったが、あるいは早く終わらせたいと思っていたが、
自分には政策を決定する権限がなかったとか、負けを認めたくないという政府の中にあった「空気」に逆らえず、
戦争の継続に至ったという言い訳をした。
戦後日本の政治学の開拓者である丸山眞男はこの点をとらえて、「無責任の体系」という言葉をつくりだした。
自分にとって不都合な現実を見ようとしない。大きな摩擦をともなう政策決定について自分には権限がないとして決定を回避する。
希望的観測に基づいて行動することによって問題を解決したように自分自身を欺く。
これらの態度を積み重ねて、既成事実に追随し、事態の悪化に手をこまねくというのが、無責任な指導者の行動様式であった。
ヒトラーのドイツは、指導者の世界征服という野望のもとに戦争を進めたのに対し、
日本の戦争は無責任な指導者が事態を収拾する行動を回避した挙句にずるずると続いて、破局に至ったのである。
丸山がこのような分析を提示して戦後日本の政治構造を変えなければならないと言ってから、75年が経過した。
日本は戦争を繰り返してはいないが、無責任の体系を改めることはできていない。
1990年前後のバブル経済の終わりから、日本は失われた30年をいう衰退の時間を過ごしてきた。
経済と社会の持続可能性の維持というテーマについて、日本は敗戦を重ねている。それは、無責任の体系がもたらしたものである。
最近の事例を1つだけ紹介する。それは、安倍晋三政権時代に始まった異次元金融緩和という政策である。
安倍政権の経済政策(いわゆるアベノミクス)の柱として、デフレ脱却のために日本銀行は金融市場に大量のマネーを供給し続けた。
安倍が送り込んだ黒田東彦日銀総裁は、2%の物価上昇という目標を掲げて、国債の大量購入を続けた。
黒田は10年間日銀総裁を務めたが、物価上昇の目標を達成できなかった。最近の日本の物価上昇は、
世界的な資源、食料の価格上昇の結果である。
黒田総裁の下で日銀理事として金融政策の立案にかかわった門間一夫氏は、最近のインタビューで
この時代の政策決定について次のように振り返っている。
日銀の政策によって2%の物価上昇を達成することはできないし、日本経済がよくなるとは思っていなかったが、
日銀が消極的だから景気が良くならないという世間の批判を鎮めるためだけに黒田の異次元金融緩和を支持した。
この言い分を読むと、戦争開始の時を思い出す。海軍の指導者は、アメリカと戦争をして勝てるとは思えなかったが、
政府がどうしても戦争をするというなら最初の戦いでは大暴れすると言って対米戦争を始めた。
それと同じで、実現不可能な目標のために時間とエネルギーを使い、日本の金融施策は袋小路にはまっている。
無責任の体系を打破するために必要なのは、政策決定に関わる政治家、官僚、学者が事実に基づいて自由な議論を行い、
決定の過程を明らかにしておくことである。敗戦後80年になろうとする今でも、
われわれは失敗に向き合うという勇気や誠実さを持てていない。 >>4
信奉者がいたり政治家を最後まで続けていたあたり、無職で適当なことを言って遊んでいるようなお前ベルの無責任ではなさそうだがな 未だ戦争中の韓国に行って持論を述べてこればええのでは? >>6
信じられないかもしれないが雰囲気で戦争に突入していったのは事実やで 自民党はアメリカ戦争屋のケツを舐めることで仕事をした気になってるんだよね 学者が何を言ってもウクライナの戦争も止めることは出来ない。
無力を理解できない事もわかっていない。
台湾危機の本質も理解しない学者は哀れ。
中国共産党は共産党の下に国と軍隊がある。
中国の軍隊ではなく共産党の軍隊なのだから。
二郎には理解できない。 立憲共産党政権樹立に大失敗したこいつが失敗に向き合う勇気とか誠実さとかどの面さげて言ってんだw 朝鮮戦争で日本に勝って記念に建てたのが独立門らしいな、韓国の歴史では。 アメリカ戦争屋の言うがママに隣国との緊張感を高める馬鹿政治に何の疑問も持たない自民党 国政の足を引っ張る無責任な輩についてはどうなんすかね?
すげえ邪魔なんだけど 安倍晋三は最後の最後にロシア寄りの発言をしてしまい
アメリカ戦争屋に射殺されてしまった。 東アジア連合軍を作ってアメリカと戦争したらどうだろう
今度は勝てるかな 原爆と焼夷弾の市街地大空襲
ロシアが過去にやったこと今やっていること
東ヨーロッパ地上戦の惨状
今の中国の覇権主義
全てを見ようともせず反日まっしぐら いまだに丸山眞男って日本人はホント頭が超悪い民族だな
「サイエンス」とは、自然現象や社会現象を対象として、観察・実験・理論構築を通じて、その法則性や原理を明らかにしようとする学問分野の総称である。
政治学をサイエンスにしたくても今までは無理だったが
AIをツールに使えばサイエンスに出来る
この世の中の現象はすべて自然現象としてとらえてサイエンス化出来るだろう
文系とういう概念をわざわざ作って日本人を馬鹿にする必要などない
多世界解釈とコペンハーゲン解釈の違いは何ですか?
多世界解釈では波動関数を実在するものと捉え、
したがって波動関数が示す重ね合わせ状態も異なる世界として実在すると考える。
このように多世界解釈は実在主義の立場である一方で、
コペンハーゲン解釈は観測されない背後の存在については語らず、
観測結果を予測できればいいという実証主義である。 >5
で、何されたの?
詳細と証拠を添えて挙げてみ このおじさん市民連合として何度選挙に負けても責任を取ったことがないんだが自分のことはどう思ってるの? いい加減ハンギョレはこいつと手を切ったほうがいいぞ、無茶苦茶嫌われてるのに影響力は皆無だから 義務教育って考えない兵隊を養成するために昔の白人が考えた制度だから
左翼は現在の教育制度をぶっ壊せよ 戦犯世襲は同じ過ちを繰り返すから
絶対に政治犯をしてはいけない
法律を作るべきだった つーか民主主義ってそーゆーもんでしょうに
一人に責任を負わせずに細かく刻んで国民にばらまく
国民は責任を負ってる意識なんて持たないけどな! 今の日本て戦前に似てるよね
勝ち目のないアメリカに挑んでボロ負けしたのに今また勝ち目のない中国に挑もうとしてるところとかやばいよね 戦争から学ぶべき教訓は無能な軍人に政治を任せたらいかん、ということだ
インパール作戦を強硬に指導した陸軍参謀は責任を負わず、自決もせず、戦後をのうのうと生き延びたんだぜ
戦犯として調べを受けたが無罪になったし 高校野球なんて防衛省主催でいいんじゃねw
いまだにあれを美徳とする左翼が怖い
学ランの集団も威圧感あるのよな 覇権主義の中国にはないも言わない
無責任なのはお前だ
基地外 >「はだしのゲン」という漫画が原爆の悲惨さを国民に教える
半島系は弱い相手に遠慮なく暴力をふるう連中だと学びました
女子供を容赦なく殴りつける描写か当たり前のように描かれてましたね >戦争から学ぶべき最大の教訓は
>戦争の悲惨さである。
戦争さえしなければ、誰もが幸せに暮らせるのか?
バカもいい加減にしろ。
ナチスは戦争を仕掛けた側だが、ポーランドは
好んで戦争を始めたわけではない。
13世紀にモンゴル民族に一方的に侵略されて
すべてを破壊され蹂躙された民族はたくさんある。
これらを「戦争はいけない」と言ってもなんの
解決にもならんだろう。
馬鹿チョンは現実を見ろ。
現実の世界で何が起きたのか考えてみろ。 >>1
> 戦争から学ぶべき最大の教訓は、戦争の悲惨さである。
日本にはみんな大好き憲法9条があるから日本から戦争をふっかける可能性は万に一つもないと思うが、敵が攻めてきたらどうするの?
無条件降伏して奴隷になれと言うのか? >>1
やたら安倍安倍いってるけど原発事故は?
菅直人や閣僚だった奴等、なんか責任取ったっけ? そろそろパヨクが終戦記念日に向けてテンプレを垂れ流し続ける季節か >>53
爆発させたのは安倍だが?
あのクズが「万全の体制」と大見得切ってた結果がアレ >>1
2019年「言論統制と言う名のビジネス」新潮選書
今では被害者ぶっている新聞社
戦前は積極的に戦争を煽って部数を伸ばして儲けていた事実
本当のA級戦犯は新聞社だった 戦争(選挙戦)をかき回しておきながら
いまだに無責任な事を言ってる自分を自己批判したのかと思ったら違った 読む気しないけど、いつもの、自己像を投影して罵倒しているだけだろ >>55
なるほど!そういうことか!!!
それを言いたいがために福島はおろか日本全体を巻き添えに…まさか、そこまでするとはねぇ
いや〜、おかげで謎は全て解けた
反日勢力なめたらアカンって思い知らされましたわ! こう言うキチガイが日本から消えれば治安のいい国になるよ >>5
お前も所詮ジジイの代から被害者コスプレやってたんだなw >実現不可能な目標のために時間とエネルギーを使い
(=゚ω゚)ノ あんたの大好きな立憲共産党に言ってやれw
次の選挙で150議席取れなかったら? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています