「こんなにすべて死ぬとは」凄惨な夏の映画館… 高価なチケットのせい?Netflixのせい?
入力2023.08.13。午後6時52分

「ディズニープラスのムービングが映画館の公開映画よりはるかに優れている」
「映画館に一度行けば3万ウォン、その金ならネットフリックスで思う存分見る」

夏の最大ピークシーズンにもかかわらず、映画館の観客動員が以前よりも大きくなかったと伝えられた。ビッグ4映画が封切りしたにもかかわらず、映画館ごとに「これほどとは知らなかった」「こうして映画館はみんな死ぬ」と愚痴が出ている。

夏の劇場の不振は韓国映画の興行性以外にも外部変数が作用したという分析だ。

映画館の代わりにNetflixなどのオンライン動画サービス(OTT)を通じて映像コンテンツを視聴するのが普遍化されたうえ、映画チケットの値段が高す??ぎるのも主な要因に挙げられる。OTTコンテンツに比べ、最近映画館で上映する映画の競争力も高くないという評価だ。

今夏の劇場は数百億ウォンの製作費が投入されたビッグ4韓国映画が一斉に封切りした。しかし現在まで「密輸」がようやく損益分岐点の400万を突破しただけで「非公式作戦」や「ザ・ムーン」は成績表が凄惨だ。

最も遅く開封した「コンクリートユートピア」が4日ぶりに100万観客を集めて一晩遅れて奮戦する様相だ。劇場街では夏の興行が凶年と評価された昨年より、マスクを脱いで迎えた今夏が観客数がさらに落ちるという愚痴が出ている。

映画館に代わる主要メディアでOTTが浮上した影響が大きいという分析だ。映画観覧客はますます減っている反面、ネットフリックスなどOTT利用者は毎年数百万人ずつ増えているためだ。

映画館で上映する映画がOTTコンテンツに比べて競争力も落ちるという評価が出ている。

業界関係者は「映画製作人材が人々が多く見るOTT用映像制作に大挙参加してOTTコンテンツの競争力は強化されているが、映画館公開映画の競争力は弱まっている」と伝えた。

今夏のビッグ4映画と同時にリリースされたディズニー+の「ムービング」とネットフリックスの「DP」シーズン2は映画館の封切り作よりも注目を集めている。ムービングは1~7話の初公開以後、韓国をはじめとする世界4カ国で1位に上がった。製作費もビッグ4劇場公開作品よりも2倍以上多い500億ウォンが投入された。

莫大な資本力を前面に出したOTTコンテンツと競争で映画封切り作が力不足だ。それでも映画チケット値は大きく上がった。コロナ以前は8000ウォンから1万ウォン水準だったチケット価格が1万5000ウォンまで上がった。映画館に一度行けば映画チケットとおやつの費用を合わせて1人あたり平均3万ウォンの費用がいる。これなら自宅でネットフリックスやディズニー+などOTTを思う存分見た方が良いと思う人が多いのが現実だ。

国内OTTアプリの設置者数は3000万人を超えた。映画館に代わる主要メディアとして浮上したわけだ。

https://n.news.naver.com/article/016/0002182973?ntype=RANKING