【ソウル聯合ニュース】韓国警察庁の国家捜査本部は先月下旬から今月14日午前9時までにインターネット上で
354件の殺人予告を確認し、全国で計149人の投稿者を検挙、うち15人を逮捕したと発表した。
検挙された149人の47.7%にあたる71人が10代だった。

 韓国では7月21日に刃物を使った無差別殺傷事件が起きて以降、ネット上で同様の殺人を予告する投稿が相次いでいる。

 南西部の光州警察庁は今月10日、インスタグラムに刃物を持った写真とともに、光州市内の特定のエリアに言及しながら
「全部殺します」と投稿した女子中学生を検挙した。
この中学生は警察の調べに「非公開アカウントのため友達しか見ないと思い、ジョークのつもりで投稿した」と供述した。

 ソウル近郊の仁川市では6日、インスタグラムに「桂陽駅で7時に20人を殺す」と投稿した10代が検挙された。
前日には北部・江原道の原州駅で刃物を振り回すと投稿した後、
自分が投稿を見つけたかのようにSNS(交流サイト)で情報提供した10代も検挙されている。

 これら10代の中には14歳未満の「触法少年」が多数含まれている。警察によると、刑事処罰を受けない点を悪用し、
ふざけて殺人予告をするケースがほとんどとみられる。
警察は触法少年でも犯罪容疑が認定されれば管轄裁判所の少年部に送致し、保護処分を受けさせる方針だ。

mgk1202@yna.co.kr
2023.08.14 11:27
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20230814001200882?section=news