【北京=三塚聖平】中国外務省の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は18日の記者会見で、
台湾の頼清徳副総統がパラグアイ訪問に際して米国に立ち寄ったことに対し、
「中国の主権と領土の保全を深刻に損ない、『台湾独立』の分裂勢力に重大な誤ったシグナルを発した」と反発した。

中国は頼氏の外遊に合わせ浙江省の東シナ海で12〜14日に軍事演習のため飛行禁止区域を設定した。
ただ、4月に台湾の蔡英文総統が訪米してマッカーシー米下院議長と会談した後、
台湾周辺で行った軍事演習のような対抗措置には現時点で出ていない。当時は国産空母「山東」も参加した。

中国としては頼氏が訪米中に慎重な言動に終始したことに加え、
台湾側の反発を強めて来年の台湾の総統選を巡る情勢に影響を与えないようにするため、反応を抑制している可能性がある。

ただ、汪氏は頼氏について「徹頭徹尾の『台湾独立』の分裂分子であることを再び証明した」とし、
「有力な措置をとって国家主権と領土保全を守り抜く」と強調。
習近平政権が頼氏の動向次第で厳しい措置をとる可能性をチラつかせた。

2023/8/18 20:25
https://www.sankei.com/article/20230818-GAI466JRMBIX3EN4VAMWVIASJI/

※関連スレ
【島田洋一】 台湾副総統が米NYで講演 中国を意識「米台友好」「民主主義と自由の価値」強調 [8/16] [仮面ウニダー★]
http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1692135865/