男子だけでなく、女子サッカーも日本に後れ

 韓国サッカーは、8月17日に行われたSBSカップ国際ユースサッカーでU-18日本代表に1-0で勝利し、
カテゴリーを問わず続いていた日韓戦の連敗をストップしたが、近年の劣勢は否めない。
母国メディアは「日韓サッカーの決定的な違い」と指摘している。

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 韓国は過去2年、2021年3月に行われたA代表、22年6月のU-16代表、U-23代表、7月のE-1選手権(A代表)、
23年7月のU-17アジアカップ決勝といずれも0-3の完敗を喫したことから日韓代表の格差に脚光が当てられていた。

 SBSカップ国際ユースサッカーの大会初日となった8月17日、U-18韓国代表はU-18日本代表と対戦し、
10番のMFカン・ミンソンのゴールで1-0と勝利。これにより、日韓戦の連敗をストップした。

 もっとも、U-18代表は、U-17、U-20代表のようにFIFA(国際サッカー連盟)やAFC(アジアサッカー連盟)
主管大会に出場するチームではないこともあり、韓国メディア「Newsfreezone」は
「韓国サッカーのプライドを取り戻す価値のある勝利ではない」と指摘していた。

 韓国紙「朝鮮日報」は、「日韓サッカーの決定的な違い」と題したオピニオンを展開。
山下良美審判員が女子ワールドカップ決勝戦の第4審判を務めたことを例に挙げ、
「重要なのはこれが偶然ではないという点だ。日本サッカー協会(JFA)は1990〜2000年代における強化プランを立て、
『100年以内に男子ワールドカップ優勝』『年代別女子ワールドカップに常時出場」をはじめ、
『審判員を増やして世界的人材(審判)を輩出する』ことを盛り込んだ。勝利のためのインフラ構築に緻密な総力戦を挑んだわけだ。
昨年、JFAの登録審判数は26万7572人。韓国の2736人とは差が大きい』と言及。
さらに、韓国サッカー界の雰囲気にも問題があると触れている。

「『女子サッカーまでそんなに気を使わなければならないのか』という声が出てくるかもしれないが、
韓国は多くの競技で投資なしに“まぐれ”を望む傾向がある気がする。
緻密な戦略のもとで準備する日本と比べると、ずさんなところがあふれている。
さらにもどかしいのは、結果が良くなければ限界を察して代案を模索するのではなく、必ず責任のなすりつけ合いが繰り広げられるという点だ。
韓国女子代表のコリン・ベル監督がワールドカップでグループリーグ敗退後にWKリーグの問題を指摘すると、
各所から『ベル監督をクビにしなければならない』と声が上がっている。ベル監督を擁護しようとしているのではない。
サッカーでも、普通の社会問題のようにスケープゴートを探すのに没頭し、いざ本当に重要なことが何かを逃している印象を受ける」

 韓国は今後、サッカー界の改革に動くのか、注目が集まる。

FOOTBALL ZONE編集部
8/26(土) 19:40配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/5078d8c01eef88536502fbf4616bc5a0d3f774df